ソノノチ『風景によせて2020』(「HARAIZUMI ART DAYS!2020 ~不完全性~」にて上演)
おかげさまを持ちまして、上演を終了しました。パフォーマーと数百mも離れた地点から鑑賞していただく今回の作品は、私たちが原泉の土地で滞在制作する中で感じた「目には見えないけれどそこに確かに感じる、あまたの時間と生命」を表現するとともに、観る人それぞれの心の中に、様々な物語を結ぶものになったと思います。「風景」はそこに存在するのではなく、人の視点で切り取り、知覚することで、初めてそこに成立します。鑑賞者自身のフレームで見ることで、そこに風景が立ち上がるのです。広大な田園風景と民家が広がる集落の中を舞台にした、“風景画”ならぬ“風景演劇” を観る体験は、観劇でもあり絵画鑑賞のようでもあったのではないでしょうか。この作品の創作プロセスにあたっては、コロナ禍も重なり様々な不安を感じていました。ただ、原泉という場所に滞在し、今回上演した場所で風景を眺めていると、不思議なことに自然と「ひとりじゃない」という感じがしたものです。今回の作品は、土地のパワーや人のエネルギーに支えられてできていったものとも言えます。
ご覧頂いた皆さま、気にかけて頂いた皆さま、この場所での上演を受け入れて下さった地域の皆さま、そして原泉アートプロジェクトに関わる、全ての皆さまに感謝します。
おかげさまを持ちまして、上演を終了しました。パフォーマーと数百mも離れた地点から鑑賞していただく今回の作品は、私たちが原泉の土地で滞在制作する中で感じた「目には見えないけれどそこに確かに感じる、あまたの時間と生命」を表現するとともに、観る人それぞれの心の中に、様々な物語を結ぶものになったと思います。「風景」はそこに存在するのではなく、人の視点で切り取り、知覚することで、初めてそこに成立します。鑑賞者自身のフレームで見ることで、そこに風景が立ち上がるのです。広大な田園風景と民家が広がる集落の中を舞台にした、“風景画”ならぬ“風景演劇” を観る体験は、観劇でもあり絵画鑑賞のようでもあったのではないでしょうか。この作品の創作プロセスにあたっては、コロナ禍も重なり様々な不安を感じていました。ただ、原泉という場所に滞在し、今回上演した場所で風景を眺めていると、不思議なことに自然と「ひとりじゃない」という感じがしたものです。今回の作品は、土地のパワーや人のエネルギーに支えられてできていったものとも言えます。
ご覧頂いた皆さま、気にかけて頂いた皆さま、この場所での上演を受け入れて下さった地域の皆さま、そして原泉アートプロジェクトに関わる、全ての皆さまに感謝します。
時間や季節とともに、変わりゆく風景を題材にしたソノノチの代表作が、ここに生まれました。
(撮影:脇田友)
今回のソノノチの上演プロジェクトでは今後、クリエイションの過程を含めた映像・テキストアーカイブを作成し、発表する予定です。
ソノノチは次につづきます。