大阪大学のオレンジショップが3月末にクローズするとのことで、そのお別れイベントで演劇WSをさせて頂きました。
テーマは「演じるための準備〜みんなちがうけど、いっしょにつくる〜」です。いつもソノノチが稽古場で役者さんとやっているトレーニングが、日常生活の見方を少し変えてくれるヒントになるのではないかと思い、今回ワークに取り入れてみました。
まずは自己紹介と、ウォーミングアップ。
「ルート」というワークをしました。メンバーの名前を覚えたり、会話のキャッチボールをしたり、複数のタスクを同時進行でこなしたりと、とにかくこれひとつでいろんなトレーニングになるのでおすすめです。
続いては「タイトルをつける」
部屋の中で気になった場所に、キャプションを置いてオリジナルのタイトルをつけます。何気ない風景だったものにタイトル(設定)がつくことで、そこに不思議と今までと違う風景や、物語が見えてきます。人の発表を聞く中で、「あーなるほど!」「そういう見方もあったのか」という声が沢山あがりました。
最後は、ソノノチ名物となりつつある「言わせてゲーム」
ホワイトボードに書かれた言葉(お題)を、口頭(言葉)だけで相手に伝え、その言葉を言ってもらうというゲームです。例えばお題が「りんご」なら、「丸くて、赤い、果物」というふうにです。ホワイトボードに書かれた言葉そのものは口に出してはいけません。最初はイメージのしやすいもの、慣れて来たら擬音やアルファベットなども入れて、どんどん難しくしていきます。
言葉で伝わるようになったら、今度はジェスチャーのみでもやってみます。
今回は、演技やチームコミュニケーションの基本となる部分を参加者のみなさんと一緒に体験させてもらいました。演劇初心者の方にも楽しんで頂けたようです。よかった!
素敵な機会をありがとうございました。