ソノノチよりお知らせ

このたび、ソノノチの劇団員である外谷が、島根にて自分の活動をはじめることになりました。それに伴いまして、ソノノチのメインメンバーからサポートメンバーへと移行することになりましたので、ご報告いたします。

以下、本人よりごあいさつです。


関西のみなさま、ご無沙汰しております。こってぃこと外谷(とや)です。
このたび、ソノノチの劇団員という立場からサポートメンバーへとかわり、島根にて自分の活動をはじめていく運びとなりましたので、この場を借りて、みなさまにご挨拶をさせてください。

思い起こせば2016年夏、ウィングフィールドで開催されたディレクターズワークショップで代表・中谷と再会し、その年の冬に上演された2人の「つながせのひび」スタッフとして誘われたのが、私がソノノチに入るきっかけでした。そして2017年に入団以降、演出助手として、複数の作品に携わってきました。
ソノノチの稽古場は、私にとって刺激と創造性にあふれていました。尊敬する俳優やスタッフの方々や劇団の仲間たちとともに作品を創り上げていくことは、何にもかえがたい喜びでした。

2018年6月に私が島根に引っ越してからも、ミーティングや稽古には遠隔で参加できるよう取り計らってもらい、稽古場に負担をかけながらも、どうにかコミュニケーションをとって創作していました。しかしそのうちに、現場で作品が生み出される瞬間をモニター越しに見ている自分のありかたに、だんだんと疑問を抱くようになりました。

それは、そもそもこんな形で参加して、作品作りにどれだけ貢献できているのか、ということ、なによりも、自分の演劇的な感覚が、このままでは鈍っていってしまうのではないかというものでした。

そして、さまざまな課題にぶつかりながらも、自分たちの作りたい作品に向かって力を尽くす仲間たちを見ていて、自分も、自分の場所で、力を試したいと思うようになりました。

4年前、それまでやっていた活動でうまくいかずに、心身ともにダメージを負っていた私を、ふたたび創作の場へと誘ってくださったこと、居場所と活躍の場を与えてくださったことに、深く感謝しています。それにどれだけ応えられていたかはわかりませんが、いまこうして、ふたたび自分の力で活動をしていこうと前向きに思えるのは、いつも真摯に向き合ってくれたソノノチのひとたちのおかげです。

これからは、ソノノチサポートメンバーとして主に物販などで関わらせていただきつつ、私のいまの居住地である島根で、自分の活動を始めていこうと考えています。またソノノチと一緒に作品作りができる日を目指して、さらに成長していけたらと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

外谷美沙子  


この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

目次