【公演レポート】『あるわたしたちが、ある日』(-原泉アートデイズ!-「使われなくなった茶工場で観る NIGHT THEATER」にて)

「原泉アートデイズ!」の企画に合わせて、静岡県掛川市北部の原泉地域で滞在制作したなかで生まれた作品です。

上演作品『あるわたしたちが、ある日』
この作品は、6月にはじめて原泉に滞在したときのことが出発点となりました。

私たちは、つねに、ある日、ある場所にいて、
わたしたちは、或る場所にいるときには、或る場所にはいなくて、
わたしたちの存在が、在るところあるのは、
それは偶然ではあるけれども、その偶然に出会えたことは、必然であったことだと思っています。

これは、あるわたしたちの、或るところでの、或る日のお話です。
演劇なので、フィクションです。

イベント当日は、ノイズカレーさんによるパフォーマンスや、物販コーナー、原泉のローカルフードやビールの販売もあり、スペシャルな楽しい一夜でした。
ソノノチの作品にも、地元の方に特別出演していただいたり、100名以上の方に作品をご覧いただきました。

—公演記録-
「使われなくなった茶工場で観る NIGHT THEATER」

■日時:9月7日(土)17:00〜 開場
■場所:旧原泉第2製茶工場

ソノノチは原泉で滞在しながら創作した作品『あるわたしたちが、ある日』を上演します。

〜 作品紹介〜
『あるわたしたちが、ある日』
ある日。二日目のある日。あるわたしたちが、斜面の急な山を登った日。
山頂付近に差し掛かったあたりで、大雨が降り始めました。
周囲が白い霧に包まれていく中、ふと、ある不思議な感覚がよぎったことを覚えています。まるでわたしたちがここから、誰にも知られずにいなくなる、その直前のような。
下山してからも、食事をするときも、その感覚のことばかりを考えていました。
わたしたちはきっと最初から、あの場所にあの日、行くことになっていました。

脚本・演出/ 中谷和代

出演/ 藤原美保、日向花愛(スピカ)、渡邉裕史

演出部/ 外谷美沙子、ひなたみかん(劇団FUKKEN)

テクニカル/ 脇田友(スピカ)

製作/ ソノノチ

●イベントのお知らせ記事
http://sononochi.com/haraizumiartdays_0904/
●10月の作品の上演情報はこちら
http://sononochi.com/haraizumiartdays_1027/


「初めまして」(『あるわたしたちが、ある日』ラストシーン。舞台上からのセルフィー写真より)

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