gateリターンズ2016終了しました

gateリターンズ、1人の「つながせのひび」終了しました。
ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。
藤原の初めての一人芝居ということで、楽しみにしてくださった方も多かったようです。私自身も、一人の俳優にこんなに長く向き合い続ける作業は初めてで、不慣れながらも、やはり充実した時間でした。

今回は、「ひび」という女性が、亡くなったおばあちゃんの遺品整理に家を訪れ、そこでかつてプレゼントしてもらった一冊の絵本と再会するお話です。
ページを開くと、そこからは、愛おしい日々が溢れてきます。
絵本の物語とからんで、時にはおばあちゃんが、時にはひびの家で飼われるはずだった猫が、時にはひび本人が、かつての風景について語り始めます。
ひんやりとさみしくて、でも優しくて、冬がちょっとだけ好きになれるような、そんなお話です。

公演が終わったあと、あるお客さまに「ソノノチさんっていうのは、人の心を暖かくしてくれる、そんな劇団なのですね。」と言って頂いたことが、とても印象的でした。公演の過程や、また終演後お客さまとお話することで、お互いの仕事に対する課題点や今後作品づくりの上でもっとこうしていきたい、ということが見えたのもよかったです。

ほぼ1年後になりますが、今年の冬には、また優しい冬の物語をお届けしたいと思います。初めてのアートスペースでの本公演、どうぞお楽しみに。(中谷)

以下、記録写真です。※クリックすると大きいサイズでご覧いただけます。

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写真:脇田 友

上演のあとは、演出の中谷が、短距離男道ミサイルの総合演出の澤野さんとアーティスト・トークをさせていただきました。言い訳がましいですが、音響操作ブースはマスクを常につけていないと、あっという間に喉がやられてしまうのです・・・。

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